髪の知識とヘアケア

AGAおすすめヘアケア

今日は、『髪の知識とヘアケア』をテーマにお話させてもらいますね。

いきなりですが、残念なことに、髪は必ず抜けるものです。
どんなに髪の毛がフサフサでも、必ず髪の毛は抜ける運命にあり、新たに生えてくる髪を作り出さないかぎり、ハゲてしまいます。

農作物は土壌の手入れが不十分だと時間の経過とともに枯れてしまいますよね。
農作物を収穫して土壌を整備して、また翌年の豊作を目指して手入れしていきます。
あなたの頭皮にもまったく同じ事が言えるのです。
農作物である毛根を強くて丈夫ものにしなければならないのです。
そして、健康な新しい髪の毛へと生え替わるプラスのサイクルを作らなければならないのです。

まずは、『髪』『毛根』『頭皮』についての知識と、実践すべき項目について、順番に説明していきますね。

髪の成長と寿命

髪の毛はそもそも抜けるものであり、それは男女も年齢も関係ありませんし、フサフサの髪の人も薄毛の人も同じです。
髪の毛は抜けては生えて、また抜けては生える。このサイクルを繰り返しています。
これを『ヘアサイクル(毛周期)』と呼びます。
ヘアサイクルには3 つのステージがあり、
・成長期:髪の毛が育ち伸びる時期です。
・退行期:髪の毛の成長が止まり、細胞分裂がストップします。
・休止期:髪の毛が抜け始め、抜けた部分から次の成長毛が誕生します。
を繰り返しています。

髪の毛の寿命ってどのくらいだと思いますか?

実は健康な頭髪を持つ人で最長6~8 年成長するんですよ。
人の髪のヘアサイクルはほとんどがこの成長過程なんですね。
なので、退行期や休止期の髪は、ほんの一握りということになり、脱毛症とは、このヘアサイクルバランスが崩れてしまい、成長期がどんどん短くなり、十分に髪の毛が育たないまま退行期へと移行してしまう症状なんです。
半年から1 年という短い期間で退行期に入ってしまうため、短く細い髪の毛のまま抜けるようになり、細い毛となって地肌が見えるようになるんですね。
その結果、退行期や休止期の髪の比率が多くなり、抜け毛が目立ってしまう負のスパイラルサイクルになるのです(泣)
この負のスパイラルサイクルが定着すると、成長期はますます短くなり、最終的に産毛のように髪の毛があることすら見えにくい頭髪になってしまいます。

毛根について

髪の毛の成長させる重要な役割りを果たすのが、『毛乳頭』と『毛母細胞』と呼ばれる組織になります。
『毛乳頭』というのは、髪の成長に必要な栄養素や酵素を『毛母細胞』に送り出し、指示を出す役割を果たします。
『毛母細胞』は、『毛乳頭』の周りにあり細胞分裂を繰り返しながら髪の毛を作っているものです。
髪の毛の成長にとって非常に重要な『毛母細胞』に、栄養や酵素を送る役割が『毛乳頭』になるんですね。

そして、その毛乳頭の栄養の元になるのが実は『血液』なんです。
つまり、血液の状態が良くないと、毛乳頭が必要な栄養を毛母細胞に送ることができなくなってしまうのです。
そうなると、毛母細胞は活発な細胞分裂ができなくなり、髪の毛も増えなくなります。
こういった原理から、市販されている育毛剤の多くのコピーは『血流を良くして毛乳頭、毛母細胞を刺激する』という流れになってるんですね。
そして、血流が悪くなると毛乳頭や毛母細胞が萎縮してしまうという定説から、それを取り除けば元のとおりに髪の毛が増えるという研究がなされていました。
また、今ある髪の毛をできるだけ毛根に根付かせる時間が長ければヘアサイクルが伸びるというようにも考えられていました。
しかし、毎日50~100 本の抜け毛は、自然な生理現象なので、今、抜けている髪の毛は休止期の髪の毛であり、次に生えてくる髪の毛に押し上げられるようにして脱毛しているのです。
つまり、次に生えてくる髪の毛をしっかりとしたものにすることが大事で、抜け毛を減らすというのは根本的な解決になっていません。

なので、育毛剤でいくら血流を良くしたところで、それはその場しのぎなんですね。
もちろん、表面的にそのときは効果があるかもしれませんが、ハゲやすい体質でもうすでに脱毛がスタートしている場合、その効果は些細なものになります。
重要なのは、一時的なものではなく、身体そのものが血流をスムーズに流す体質にならなくては効果はないのです。

ヘアケアの方法について

髪の毛の脂分は、ハゲやすい体質の人の場合、通常の人の倍以上皮脂が分泌されます。
皮脂が出やすい体質だということを自覚し、皮脂をできるだけ溜め込まないということが大切です。
シャワーで脂分をしっかりと洗い流す習慣をつける必要があります。
特に、皮脂が大量に出る人は、夜と朝、最低2回はシャワーしてください。
皮脂の分泌は、一日中起こっていますが、ハゲやすい体質の人は、眠っているときに分泌が多い特徴があります。
しっかり洗うことを心掛けて以下の内容を実践してください。
① シャワーをできるだけ強くして下さい。
洗浄力が上がるだけでなく、水圧によるマッサージ効果も期待できます。
② シャンプーで洗浄する前によくもみ洗う
実は、最初に髪の毛を濡らすシャワーがとても大事です。
このときに、髪の毛の汚れの大半は洗われます。頭皮をやさしくもみながらシャワーをかけてください。
このときにこすったり、強く指を押しつけたりしないでくださいね。
もともと脂分が多いと雑菌が付着しやすいため、頭皮が傷つきかぶれる危険性があるのです。そうなってしまっては頭皮が炎症を起こしてしまい、髪の毛の成長に支障をきたしてしまいます。
次に、頭皮へのマッサージです。首の後ろを指で挟むようにマッサージし、徐々に頭頂部をマッサージします。そして、耳タブの後ろを親指で押さえながら人差し指と中指でアゴの関節部分をマッサージします。
どちらも頭への血管がある部分となりますので、血流増進に効果があるのです。
次は、頭頂部と前頭部を片手で念入りにもんでください。
突っ張った頭皮を柔らかくすることで、血流の増進と皮膚組織の代謝を活発にさせることができます。
③シャンプー
シャンプーをする上での注意点は、特に2点になります。

・しっかり泡立てて、洗い残さない。

・『これでもか~』というくらいまで念入りにすすぐ。

適量を手に取り、後頭部から側頭部、そして前頭部から頭頂部へと泡立てながら念入りにマッサージ洗浄してください。

シャンプーの成分がしっかり落ちきっていなければかゆみの発生や雑菌が繁殖する土壌を作ってしまうことになるので、しっかりとシャワーを当てて洗い流してください。
シャンプー中とすすぎ中は、事前の洗髪と同様、頭皮をしっかりマッサージしてください。
④リンス
リンスをしない人は結構いると思いますが、シャンプーの種類によってリンスしなければ髪や頭皮を傷めてしまう場合があるのです。
最近では、リンス、コンディショナー、トリートメント、ヘアパックと、シャンプー後の髪のケアを行う市販品が数えきれないほど販売されていますよね。
シャンプーで頭皮と髪を洗った後、髪にうるおい等の栄養補給を行うのがリンスやコンディショナーの役目であり、髪の毛、一本一本を覆い内部の保護をしているキューティクルを損ない、枝毛になったり、髪がパサついたりしてしまうのを防ぐ効果があるのです。
同様に、シャンプーのみだとドライヤーの熱風から髪内部を守る保護機能も弱まるので、枝毛・パサつきが加速してしまいます。
髪の洗い上がりが、“キシッ”となるようなシャンプーをお好みの場合、ボリュームが出やすい半面、枝毛やパサつき、絡まりやすくなります。
薄毛の場合、この枝毛やパサつきがくせものなのです。
ブラッシングで髪の毛がからまったり、静電気の発生が余計な脱毛の原因になってしまったり、一生懸命スタイリングしても、パサついた髪は時間が経つとボサボサな髪型になってしまいます。

脂分を完全に落としてしまうと、身体は脂分を大量分泌するということです。
皮脂は毛穴の皮脂腺というところから分泌されますが、皮脂は、乾燥から頭皮を守り保護する役割があるため、洗髪によって皮脂を完全に取り除いてしまうと、皮脂腺は大量の脂分で頭皮をコーティングしようとするのです。
つまり、脂を取り除いているつもりが、逆に脂を大量生産させてしまうのです。
シャンプー後のアフターケアは、次の毛髪に対しての土壌作りにも大事なことなんですが、今ある毛髪を無駄に痛めつけてしまって格好悪くならないようにできるのです。
もちろん、シャンプーやリンスには発毛効果はありませんが、正しくケアしないと脱毛を促進させてしまうことからすると、ある意味育毛となります。
⑤洗髪後について
ここでの注意点は
・タオルドライは髪の毛に押し当てるようにして水分をとること。
タオルでゴシゴシ髪を乾かすのは髪の毛を絡みつかせて静電気が発生させ、髪の毛を痛めてしまいます。また、絡みついた髪の毛同士が引っ張り合い、成長期の髪を毛根から抜き取ってしまいます。
軽く髪の毛をほぐす感じ優しくタオルで拭いてください。そして、髪をタオルで挟み込んで水分を吸収してください。
ここで大事なのは、吸水性の高いタオルを使用する事ですね。
最近では、非常に柔らかくて吸水性がある『超高吸水加工タオル』が市販されているので、ぜひともお薦めしますよ。

次に、必ずドライヤーで髪を乾かすこと。
タオルドライである程度乾いたら、必ずドライヤーを使って乾かしてくださいね。
髪の毛が湿った状態が続くと、雑菌が吸着しやすくなり頭皮や毛根にかゆみやかぶれが発生することがあるのです。
また、熱風は頭皮を急速に乾燥させるので、できるだけ冷風で髪全体を乾かしてください。タオルでしっかりと吸水できていれば、意外とそんなに時間はかかりません。
そして、ドライヤーもできれば『マイナスイオンドライヤー』を使ってください。
マイナスイオンには新陳代謝を活発にして頭皮の血行を良くする働きやキューティクルを滑らかにする働きもあるのです。
なるはずです。

夏場と冬場の洗髪について

夏冬の季節で共通して言えることですは、ぬるめのお湯で洗髪してくださいということです。
熱いお湯は心拍数が上がり、長時間浴びると思った以上に疲労してしまいます。
熱いシャワーを浴びた後、身体が真っ赤になることがありますが、このとき身体は異常に上昇した体温と皮膚温度を下げるために大量の発汗と皮脂の分泌を促してしまいます。
このため、体温が暖まった状態も短くなり、皮膚への刺激も強いのでお薦めできません。
同様に冬場、湯船につかる場合も必要以上に温度の高い風呂に入るのはできるだけ避けた方がいいです。熱いお風呂につかるとき、身体に鳥肌が立つと思います。急激な温度変化に身体が防御反応を示して血管を収縮させてしまうのです。
さらに、そのお風呂に長時間つかると、熱い環境にずっといるわけですから身体から大量の水分が奪われ、軽い熱射病の状態になっています。
温めのお湯にゆっくりつかる方が、血管拡張作用が緩やかに表れ、身体の保温作用も長時間期待できるのです。

まとめ

今回は、『髪の知識とヘアケア』と題して、『髪』『毛根』『頭皮』についての知識と、日常の生活におけるヘアケアの方法についてご紹介してきました。

まとめると、下記のことを是非とも実践していってくださいね。

・夜と朝に洗髪習慣をつけよう。
・勢いのよい水流で洗髪しよう。
・シャンプー前に頭皮をもんで、マッサージ洗いをしよう。
・シャンプーは細かくしっかり洗おう。
・リンスやトリートメントを使ってみよう。
・吸水性の高いタオルでタオルドライしよう。
・皮脂生成を抑え髪が潤うマイナスイオンドライヤーを使ってみよう。
・シャワーや湯船の温度はぬるめを心掛けよう。

それでは今回は以上になります。

最後までご覧頂きありがとうございました m(_ _)m

また、次回の四つ葉の知恵ブログでお会いしましょう!

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