今日は、ファミレスの優、すかいらーくグループにまつわる最新ニュースをお伝えします!
8月12日の2022年度12月期上半期決算の中で、すかいらーくホールディングスの谷真会長兼社長は、極めて厳しい状況にある、と淡々と語っています。
従来予想では営業利益100億円、当期純損益40億円としていましたが、修正後は営業利益が20分の1の5億円、当期純損益-20億円へと、大幅な下方修正へと追い込まれているんです。
この状況を重く見て、すかいらーくは、不採算店などなんと「100店の閉店」を決断しました。
現在、全国3088店舗を展開している同グループは、2023年初には3000店舗を切る状況になってしまいます。
スポンサーリンク
「インフレ影響」が100店閉店の原因?
業績悪化の要因は複数ありますが、コロナ第7波の影響だけではなく、インフレ影響が相当に大きいようですね。
そのマイナスインパクトは、上半期だけで41億円、通期では123億円ものマイナスインパクトとしてのしかかる見込みだと、すかいらーくは公表しています。
これらに加えて、オミクロン株・第7波の影響による客足の急減もある。 以前から、谷会長は、このままディナーの客足が戻らない可能性について言及しており、「生活習慣は完全に変わった」との認識を示しています。
特に地方都市では、インフレ影響による生活防衛意識の高まりからの来客数減が顕著になっており、また都心部では出社率低下などによって、ジョナサンなど都心型店舗の業績が厳しい状況にあるようです。
気になるメニューの「値上げ」はあるの?
一方で、不調ばかりというわけではないようです。 例えば、駅前立地の店舗は「前年比では決して悪くない」(谷氏)としており、採算が悪化するロードサイド店を閉店する一方で、良い立地への新規出展なども検討していく方針を示しています。
とはいえ、根本的な業態転換、ビジネスモデル転換が迫られているのは間違いなく、 すかいらーくでは、「客単価の上昇」「生産性向上」の2つの軸で、この苦境を乗り越えようとしています。
ただし、客単価の上昇は諸刃の剣になりますよね。
そもそもすかいらーくは、半年前の2021年度通期決算で「手ごろな価格のメニュー開発」を掲げ、今後の値上げに備えるメニュー体制をとってきました。
その後、7月の価格改定では、平均で2.4%の値上げをしていて、現在の原価コストの増加圧力は強まる一方です。
谷氏は今後「商品によっては100円値上げしなければならないものも出てきそうだ」としていて。 どこまでの値上げが許容されるのか、客足を見ながら慎重な判断が求められそうですね。
猫型ロボットの導入で起死回生!?
業務の効率化について、すかいらーくでは大規模なら配膳ロボット導入も進めている。 この成果について、執行役員の平野氏(IT本部マネージングディレクター)はBusiness Insider Japanの質問に対し、 「(ガスト、バーミヤンなどの導入店舗で)ピークタイムの利用客の回転数が上がっている」 「(ガスト、バーミヤンなどで)5~7%の(回転数)改善」 があると説明している。具体的には、料理をつくってから提供するまでの滞留時間が30%減、食後の食器を下げる時間の2分減などの成果が出ている。 このほか、メニューを変え、営業時間短縮や宅配代行などとの協業強化、製造ライン再編などにも取り組み、「生産性・コスト削減」で2022年度通期で39億円の収益改善を進める。
まとめ
今回は、『【100店閉店の危機!】バーミヤン、ガストなどを運営する外食レストラン大手すかいらーく』について説明してきました。
日本で初めて「ファミリーレストラン」という業態を打ち出した「すかいらーく」が苦境に陥っているようですね。
今回の不採算店の閉店は、時代の変化を感じさせると共に、すかいらーくの新たな戦略への移行期間であると見えます。
それでは今回は以上になります!
最後までご覧頂きありがとうございました m(_ _)m
また、次回の四つ葉の知恵ブログでお会いしましょう。
コメント